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人生のアクシデント!?…ケイトリン、講演を依頼される

“大好きな人から、突然別れを告げられる。浮気などしていないのに、難癖をつけられ、一切こちらの話は聞いてくれない。呆れ果てて絶望し、ようやく吹っ切れそうになった1年後…急に何事もなかったかのように、彼から電話がかかってくる”。

コレは、今のケイトリンの状況である。ただし、恋愛ではなくお仕事の話で、まったくこんな感じなのである。ここ数年、ライターとしてある分野の原稿を書いていたケイトリンは、この事件がきっかけでナンモカンモ嫌になってしまい、その分野を捨てようと思っていたのだ。

が、しかし!…“来年から、新しいコトに挑戦すっかナ~”と心穏やかになった今になって、トンデモナイお仕事が舞いこんできたのである。150人のその方面の見識者の前で、講演をして欲しいという依頼である。“よっぽど人がいないんだね”…自分でツッコミを入れてしまいそうになった。

依頼者がまた楽観的というか大胆というか、こんなである。最初は留守電:「3月の技術研究会の講演、ケイトリンさんに決まりましたので、ヨロシクお願いします」。(おい、待て。コッチは承諾してないよ

2回目はトーク:「ケイトリンさんの原稿を読んでですね、あんなんでイイんですよ。面白いじゃないですか。その研究大会で私は発言力を持ってるんで、ケイトリンさんを強力にプッシュしたんですよ」。

あんなんでイイと言われた原稿を書くケイトリン…それを推す依頼者は、ブルーカラーが多い業界のなかで、学歴を誇っている人だ。研究会における自分の立場の強さを誇示したい感じが、アリアリと伝わってきた。なぜ自分が推されたか理解しきれないケイトリンは問うた。

「ご存知だと思いますが、アタシは講演経験ないですよ?」、「なんで?そうだったですっけ?」、「そうなんですッ。アタシはライターなんですッ」、「ライター…シュッ、ライターですね。フッフッフッフ」。皆さん、お分かりだろうか? 文章を書くライターと火をつけるライターとをかけて、依頼者はウケているのである。

以前、フリーライターをフリーターと間違えられたのを思い出す。まあ、いい。数回だもの。でも、この業種が盛んな九州のある県では、ライターというと間違いなくこのギャグをやりたくなるオジサンがワンサカいる。

「文章はナンボでも書きますよ。ライターはそういう仕事です。でも、講演となると…。今までどんな方が話されたんですか?」、「女性もいますよ。ネット通販の会社の方とか、まあ大丈夫ですよ」。「そうですかねえ。今回は他に話す方はおられるんですか?」、「あと2人ですよ。ひとりは国立のK大の教授です。でも全然畑違いですから」。ケイトリンにプレッシャーをかけるつもりは毛頭ないって感じだが…依頼者の他人事ぶりが、何とも軽い。

でも結局、家計の足しになるので、了承することにした。夏の旅行の交通費くらいにはなりそうだ。ダメでもともと、もう捨てようと思っていた分野なんだから、思い切りやってみようと。ただ最後に、依頼者にこう言ってやった。「まあ、頑張りますよ。ライスさん(依頼人の名前)の首が飛ばないように、精いっぱい」、「オッ! ワハハハハ」。

そういうワケで3月まで、国会図書館とネット古書店で、バリバリ資料集めの日々が続きそうである。ケイトリンの人生はちょっとしたハプニングよりも、派手なアクシデントが多いので心臓に悪い。オットーは言う。「ケイトリンが月に10回講演してくれるようになれば、オレ、念願の引きこもりになれるよ!」…この無邪気な発言も、心臓に悪い。

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