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『青春少年マガジン1978~1983』に思うこと

「ウチさあ、ダンナが毎週漫画を買ってくるから、一緒に読んでる。ケド、おっぱいとか暴力とかが多いじゃない? だから久々に少女マンガを読んだら、しみじみ良いワーって思ったよ」…ハイスクール時代の友人、Yちゃんは語る。その通りだと思う。

詐欺にヤクザ、闇金にホスト、このカテゴリーを抜くと青年誌はスカスカだろう。面白くても、“新連載!”って銘打ってるのがまたソッチ方向だと、「あ~」…正直、ガッカリしてしまう。

オットーも、週3冊の漫画雑誌を買ってくる。『ヤングマガジン』、『マガジン』、『ヤングサンデー』…は廃刊になっちゃったから、『スピリッツ』…全部に目を通さないにしろ、毎週読むのが大変である。ケイトリンが苦手なのは『マガジン』で、あの分厚さに圧倒されるのか、途中から入り込めない内容が多いのか、モッタイないことに4作品しか読んでいなかった。

「家計のためにどれかの雑誌を止めるなら、あたしは『マガジン』を推すな」なんて言っていたのだが、ここ最近は水曜日が楽しみになった。小林まことの『青春少年マガジン1978~1983』の連載が始まったのである。

何を隠そう、ケイトリンが初めて手にした漫画の単行本は、『What's Michael?』(と、大和和紀『あさきゆめみし』)である。お小遣いは小学5年だったから500円、それも塾帰りにタコ焼きを2回食べれば、オシマイだった。中学受験で、漫画など読むことさえ許されない環境だった。でも、田舎からやって来たグランマが言ってくれたのである。『ケイトリン、何でも好きなモノを買ってあげるよ』。その時の戦利品が、漫画本なのだ。

確か、本屋にたまたまあった3冊…巻数もバラバラなのを買ってもらったと思う。『ケイトリンは、猫が好きズラか?』と聞かれ、グランマにどう答えていいのか分からなかったが、マイケルが可愛いと思ったのは確かである。

踊るシーンが有名だと思うけど、猫のノンキな生態が描かれたエピソードが好きだった。割と鮮明に覚えているのは、「美人のパンツはウ○チの臭いがするかどうか」という回で…やっぱり、ソッチ方面の下ネタに惹かれてしまうのは、昔からなのかもしれない。

とにもかくにもそんなワケで、『青春少年マガジン1978~1983』が始まったとき、「おお~!久しぶり!」と素直に嬉しくなってしまった。専門的なことなんて全然分からないけど、線がハッキリした独特な感じ、登場人物の強烈な表情が懐かしかった。コマにたくさん文字が散らばってないのに、グイグイ引き込まれて読んでしまう感覚が、“『What's Michael?』のときと同じだな~”と思った。

内容は、代表作の『1・2の三四郎』の誕生から、その時代を彩る漫画家たちとの付き合いを描いたものだけど、決してドラマチックではない。時系列に淡々と…ボツッボツッと思い出を語っているような感じである。でも、そのひとつひとつの出来事が、この人にとってはどれだけ大きいか…言葉少ななだけに、かえって感情移入しやすいのかもしれない。なんだか、小林まことと一緒に泣けてしまったような回もある。

短気集中連載で、来週号で終わりになるのは寂しいことだ。ウチのオットーのように、少年時代から漫画雑誌を買い続ける30代男性が多いのは、出版社もよく分かっていると思うが、一緒に読む女性の存在も忘れないで欲しい。日常のこまごまとした話題と一緒くたに、手近な漫画の批評もおこなわれるのだ

“今回の小林まことの連載は、夫主導の漫画ライフを送る妻たち(『What's Michael?』を読んだ世代の女性)には、好評だったと思うけどなあ”…一服の清涼剤とは言い過ぎだけど、久々に立ち寄った店で、「やっぱり、ココの料理は美味いね」とホッとするような…安心感があるのである

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