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夫婦のタブーを、“花金”ファッションショーに見る

昔風に言うと、今日は“花金”である。ハナキンなので、オットーとデートするケイトリンも、ウッキ浮きである。恒例のファッション・ショーを開いて、お洒落にも余念がない。ファラウェイ・マウンテン家の“ファッション・ショー”…それは、オットーにとっては辛い時間のようだ。

「ねえ、トップスは白と黒、ドッチが似合うかなあ?」、「どっちも似合うよ」(寝起きのオットー、ベッドの上で半眼である)。「今日はドッチを着てもらいたい気分?」、「えー、ドッチでも…」(オットー、眼がまた閉じそう)。「えー、決めてよ!起きてよ!」、「ん~、じゃあ、白!」、「ねー。ちゃんと見ないで、いい加減に言ってるでしょ」…選ばせた挙句、結局黒を着てしまうのは、ケイトリンの性格の悪さだ…“ゴメンネ”である。

次は、ボトムス。目を覚ましたオットーはベッドでゴロゴロしながら、携帯をいじりはじめた。「ねえ、このデニムのスカートでイイかな?」、「イイと思うけど」。「そら来た!オットーの『○○“だけど”』。“けど”の後には何が来るのさ?!」、「えー、何でもないよ」。「いいや、言いたいこと、言ってないね」、「ん~。いやあ、ケイトリンってデニムばっか着るじゃない?たまには、ふんわりスカートとか、さ?」。

“イチから出直しッス!”…黒のトップスに合うステキなスカートがないので、半狂乱になってとっかえひっかえするが、やがてクタクタに…。「オットー、スカート買っていい?」、「ダメだよ。何言っちゃってんの。いっぱい持ってるでしょ」。デニムじゃない、白いタイトスカートを履いて、もう一度見てもらうが、「ん~。何か当たり前過ぎてツマンナイね。デニムでいいんじゃない?」って返事…ああ! あたしの20分を返しておくれ!

「ファッションショー、終わった? オレ、会社行くよ」、「待って! 最後に靴なのだ」、「モ~。どれでもいいよ」。候補は赤のウェッジソールのサンダルと、パールピンクのパンプス…ケイトリンは“ピンクのほうがいい”って思ってたが…。「いいね! 赤のほう!」…がっくし

「ピンクのほうはダメ?」、「ダメじゃないけど、オレが赤がイイってんだから、赤がイインダヨ」。ケイトリン・ママに「洋服のセンスが良いわね(ケイトリンより)」ってほめられたことのあるオットー、妙に自信をもって断言するときがあるのだ。

「それに足が長く見えるね」、「ホント?! 長い?」…モチロン、ケイトリンは自分が短足だってコトくらい分かってる。ただ、「長く見える?」って返すところを短縮して、「長い?」って喜んでしまっただけなのだ。なのに…バカタレ・オットーは、こう言った。

「うんと、オレが“言外に含まんとするところ”は、分かってるのかなあ~?」、「分かってますよ! イヤなヤツ!」…ケイトリンは、反撃に出た。「オットー、今日もカッコよく、見えるね。あっ、間違えた! 今日は、だった。あと、“見える”ってトコに、ケイトリンの本音が隠されているから、よく噛んで味わってね」…オットー、イジワルする相手を間違えたね★。

独特なセンスの随筆で名高い内田百閒(ひゃっけん)は、招かれた結婚式でこんなようなことを言ったそうだ。「夫婦になって、いちばん言ってはイケナイ言葉があります。“だいたい…”であります。“だいたい”、“そもそも”は、どちらも現時点からさかのぼって、相手の根本を批判しようとするンですから、喧嘩にならないわけがない。言い争いの最中、問題になっているコトをほっぽり出して、『だいたい、お前は…』なんて言い出したら、もう始末に負えない状況になるのであります」。

…列席した夫婦たちのあいだで「だいたい、あなたは…」、「そもそも、お前は…」の議論が始まり、やがて怒号が飛び交うようになり、その結婚式はめちゃめちゃになったそうである。確かに“だいたい”は最悪だが、“○○だけど”、“…見えるね”も、使いようによっては大変、夫婦仲にヨロシクないのである。これから夫婦になる方々も、すでに連れ添っておられる方々も、よ~く肝に銘じておかれると良いでしょう…悪妻・ケイトリンからでした★。

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コメント

うちのダンナはハッキリ言ってくれます。
組み合わせがバツなときは「あわへん」と。
私、センスに自信が全くないのでダンナの意見が
とても重要です(笑)

あした、出かける予定ですが、服boutiqueどれにしよう・・・。

投稿: ひろみ | 2008年6月27日 (金) 21時40分

旦那さま、はっきり言ってくれるの、いいじゃないですかー。
ウチのオットーは婉曲に言うので、焦ってるときなんかは、「どっちなの?!」って喧嘩腰になってしまいます。
そしてたまにハッキリ言われると、ムカついたりしますから、どっちにしろ、オットーは損な役回りです。
そうそう。デートのときに最も考えてしまうのが、靴のヒールの高さです。デパート巡りをするんなら、ある程度イイ靴を履きたいんですが、足が痛くなるのが怖い。お洒落なトコロ行くのに時間がかかる場合は、ヒールの高さが問題になります。オットーの歩幅で歩けないんで、お互いストレスが溜まるんですよね。
ファッションショーでも、いっつも靴はもめています(笑)。

投稿: ケイトリン(管理人) | 2008年6月29日 (日) 18時08分

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