« 「メガ・オットー」ができるまで…ケイトリン、“晩餐”を語る | トップページ | “不都合”な便利 »

やぶさかでない、鳥の来訪

ルーシーも、モーモーも帰ったら、今度は鳥がやってきた。ファラウェイ・マウンテン家は高層階だからだろうか、今までもニクったらしい鳩野郎がちょっと羽を休めに来たり(布団叩きで撃退)、スズメらしき小鳥がガラスにぶつかったり(透明ガラスが分かんないんだよね)ってことはあった。

あの日はやけに、鳥の鳴き声が近くに感じられたから、ちょっとヘンだなとは思っていた。ピャーピャー騒がしい声なので、ベランダをのぞいたけど何もいない。「?」…“ま、いっか”とテレビを観続けていると、寝室に行ったオットーが叫んだ。「ああっ! 鳥がいるよっ!!」。

Photo_2 「はあっ?! どこに?」、「ベッドと窓のすき間にいる! 出られないみたいで暴れてるよ」。窓を背に、ベッドのヘッドボードをくっつけているんだけど、最近暑くなってきたので、窓を開け放していたのだった。飛びこんできた鳥は、そのままクルリ振り向いて逃げればよかったのに、ちょっと歩いちゃったので、ボードと窓の狭いすき間の袋小路に閉じ込められてしまったのだ。

Photo_4 鳩ならブン殴って、大騒ぎで追い出すトコだけど、この鳥は愛らしい。黄色いくちばしの上の目はパニックで(?)イキんでいて、小さな体を丸くふくらませながら、せいいっぱい耐えている感じだった。

“もうちょっとだけ、ガマンしてね”…奇跡の珍客を撮影しないテはないので、手早くシャッターを切っていると、鳥はバサバサ、キャーキャー飛び上がろうともがいている。カメラの丸いレンズが巨大な眼に見えるのか、少しでもじっとしているのが怖いみたい。

「ハイ、アリガト。ごめんね。どうぞ。バイバイ」…鳥のいる位置まで窓を開くと、羽をハチャメチャに振り回しながら、泡食って、飛び立っていった。“あ~あ。やれやれ”…残されたのはフンの落し物で、狭いすき間に手を差しこんで、掃除するハメになった。

鳥は爬虫類の名残りをとどめている足が気味悪く、好きじゃなかった。でも去年の夏休みに行ったマレーシアのバードパークで、白い綺麗なオウムと遊んで、ちょっと好感が持てるようになった。腕に鳥をとまらせ、エサを食べさせたんだけど、その腕がじんわり温かく感じたのだ。

ゴツゴツした足には薄い肉がついていて、ちゃんと血が通っているのだ。当たり前のコトだけど、トカゲのような冷たい感触を想像していただけに、とてもホッとしたのを覚えている。それからは鳥に対して、食べる(!)以外の愛着が芽生えた。だからまた飛びこんできた鳥に、親切にするのに、やぶさかではないのだ。

|

« 「メガ・オットー」ができるまで…ケイトリン、“晩餐”を語る | トップページ | “不都合”な便利 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508227/41613740

この記事へのトラックバック一覧です: やぶさかでない、鳥の来訪:

« 「メガ・オットー」ができるまで…ケイトリン、“晩餐”を語る | トップページ | “不都合”な便利 »