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2008年6月

「数値」に揺れる健康夫婦 ~オットー&ケイトリン編~

胃腸がめっきり弱くなってしまった。「ヤルんなら、とことんまでヤル」…飲み過ぎ&食べ過ぎがシュミのケイトリンだが、ここのところサエないのである。家に帰って飲み直せばすぐに、オエーッっとなるし、唐辛子を大量に食べると腸がムゾムゾするし、外食が続くと便秘になるのだ。昔は、こうじゃなかったのヨ。ツマンナーイ!

“こりゃあ、健康診断で何かが起きる”…結果が届く日、目覚ましもかけないのに9時きっかりに目が覚める小心者ぶりに、自分でもビックリだった。(配達時間帯が9~12時だったのだ)。「そんなに心配なら、気をつけてればいいのに」…みんなに言われるが、ケイトリンは“失ってから大切なものに気づく”タイプ、つまり“先走った挙句に、後悔先に立たず”になる人間なのである。

ハサミを取るのももどかしく、開封口を手で破る。「医師のコメント」欄を見る。ああっ! 良かった! ガンマGTPが“ちょい”オーバーしてるだけだった。“優秀、優秀。メタボでもないし、まだまだ全然イケる(何が?)じゃん”…また、生きる希望を見出したケイトリンである。

「ねえねえ、あたし、健康だってよ!」…オットーに喜びの報告をするが、「良かったね」の返事は実にツマラナそうである。自分が不健康な場合、他人の健康なんて全然祝えないのだ。

同じ検診でメタボチェックされたオットーは、“腹囲の計測単位”がみんなと違ったことについて、とっても傷ついているのである。「体重100キロを、0.1トンと言って何が悪いの?」…そういうコトを普通に言いそうな看護婦さんにとって、オットーの腹回りが“センチメートルかメートルか”なんて、どうでもイイことなんだろう。

「それよりさ、そんなトコで結果をヒラヒラさせてると、オレ、体重の項目、チェックしちゃうからね」、「ヤダー!そこはエチケットとして見ずに、ほかの項目を見てよ」…ニヤニヤし出すオットー、イヤな兆候である。日頃はとってもマイルドな性格なのに、一度火がつくと、トコトンまでしつっこくすることがあり、ケイトリンを辟易させるのだ。

「ねえー。60キロ、あるでしょ?」、「ないよ。ないっ!」。「ムキになったあ~。あるんでしょ?」、「本当にないんだってば」。「えー。でもケイトリンのお腹、イベリコ豚みたいだし、油断すると二重アゴだよ?」、「何だと?」(オットーはアゴ無しだし、お腹は妊婦みたいなのだが、反撃できず)。「じゃあさ、55キロ?あ、そんなに痩せてないな。57キロ?」、「微妙な数字、突いてくるなー。まあ、その辺だよ」。「じゃあ、58キロ?」、「なんで、増えてるのよ? どうでもいいでしょ」。

「ねえ~、ねええ~、メエエ~(?)」、「しつっこいなあー、もう!」…ミツバチ模様のトランクスいっちょでニトニトとからんでくるオットー、ハエではないが尻を思いっきり叩いてやった。「痛ーい!!DVだ!もう、離婚する!」…とりあえず、体重の秘密は死守できたのでヨシ。

数字って不思議である。同じ“1”でも、「数値」ならば減った増えたで、アレが悪いんじゃないかコレが悪いんじゃないかって気に病むのに、「数」となると違う。ビール”1”杯、ご飯“一”膳は気楽に考えてしまうのだ。それが体の「数値」を悪くする遠因なのに…。“缶チューハイ1本ガマンしよう。0.1グラムで体重の1の位が1ケタ減る”…「数」と「数値」は一緒に考えて初めて、効果が上がるものだ。分かってるんだけどね、コレがなかなかネ…。

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夫婦のタブーを、“花金”ファッションショーに見る

昔風に言うと、今日は“花金”である。ハナキンなので、オットーとデートするケイトリンも、ウッキ浮きである。恒例のファッション・ショーを開いて、お洒落にも余念がない。ファラウェイ・マウンテン家の“ファッション・ショー”…それは、オットーにとっては辛い時間のようだ。

「ねえ、トップスは白と黒、ドッチが似合うかなあ?」、「どっちも似合うよ」(寝起きのオットー、ベッドの上で半眼である)。「今日はドッチを着てもらいたい気分?」、「えー、ドッチでも…」(オットー、眼がまた閉じそう)。「えー、決めてよ!起きてよ!」、「ん~、じゃあ、白!」、「ねー。ちゃんと見ないで、いい加減に言ってるでしょ」…選ばせた挙句、結局黒を着てしまうのは、ケイトリンの性格の悪さだ…“ゴメンネ”である。

次は、ボトムス。目を覚ましたオットーはベッドでゴロゴロしながら、携帯をいじりはじめた。「ねえ、このデニムのスカートでイイかな?」、「イイと思うけど」。「そら来た!オットーの『○○“だけど”』。“けど”の後には何が来るのさ?!」、「えー、何でもないよ」。「いいや、言いたいこと、言ってないね」、「ん~。いやあ、ケイトリンってデニムばっか着るじゃない?たまには、ふんわりスカートとか、さ?」。

“イチから出直しッス!”…黒のトップスに合うステキなスカートがないので、半狂乱になってとっかえひっかえするが、やがてクタクタに…。「オットー、スカート買っていい?」、「ダメだよ。何言っちゃってんの。いっぱい持ってるでしょ」。デニムじゃない、白いタイトスカートを履いて、もう一度見てもらうが、「ん~。何か当たり前過ぎてツマンナイね。デニムでいいんじゃない?」って返事…ああ! あたしの20分を返しておくれ!

「ファッションショー、終わった? オレ、会社行くよ」、「待って! 最後に靴なのだ」、「モ~。どれでもいいよ」。候補は赤のウェッジソールのサンダルと、パールピンクのパンプス…ケイトリンは“ピンクのほうがいい”って思ってたが…。「いいね! 赤のほう!」…がっくし

「ピンクのほうはダメ?」、「ダメじゃないけど、オレが赤がイイってんだから、赤がイインダヨ」。ケイトリン・ママに「洋服のセンスが良いわね(ケイトリンより)」ってほめられたことのあるオットー、妙に自信をもって断言するときがあるのだ。

「それに足が長く見えるね」、「ホント?! 長い?」…モチロン、ケイトリンは自分が短足だってコトくらい分かってる。ただ、「長く見える?」って返すところを短縮して、「長い?」って喜んでしまっただけなのだ。なのに…バカタレ・オットーは、こう言った。

「うんと、オレが“言外に含まんとするところ”は、分かってるのかなあ~?」、「分かってますよ! イヤなヤツ!」…ケイトリンは、反撃に出た。「オットー、今日もカッコよく、見えるね。あっ、間違えた! 今日は、だった。あと、“見える”ってトコに、ケイトリンの本音が隠されているから、よく噛んで味わってね」…オットー、イジワルする相手を間違えたね★。

独特なセンスの随筆で名高い内田百閒(ひゃっけん)は、招かれた結婚式でこんなようなことを言ったそうだ。「夫婦になって、いちばん言ってはイケナイ言葉があります。“だいたい…”であります。“だいたい”、“そもそも”は、どちらも現時点からさかのぼって、相手の根本を批判しようとするンですから、喧嘩にならないわけがない。言い争いの最中、問題になっているコトをほっぽり出して、『だいたい、お前は…』なんて言い出したら、もう始末に負えない状況になるのであります」。

…列席した夫婦たちのあいだで「だいたい、あなたは…」、「そもそも、お前は…」の議論が始まり、やがて怒号が飛び交うようになり、その結婚式はめちゃめちゃになったそうである。確かに“だいたい”は最悪だが、“○○だけど”、“…見えるね”も、使いようによっては大変、夫婦仲にヨロシクないのである。これから夫婦になる方々も、すでに連れ添っておられる方々も、よ~く肝に銘じておかれると良いでしょう…悪妻・ケイトリンからでした★。

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オットーも御用達! あるヘアサロンの秘密

オットーの“苦手な場所”のひとつ、それは「ヘアサロン」である。リンスを流し忘れるオトコ(3月の記事:「リンスvsガー〇ル…“ミス”コンではどっちが勝つか?!」を見てね!)だって、オシャレなカットを望んでいるのである。

いや、ウソをついちゃいけないね。本当はケイトリンが無理やり予約して、通わせているんだった。「美容院は、女の人やイイ匂いでいっぱいだから、苦手なんだよ~」…最初の頃はかなり拒否反応を示していたオットーだが、最近は随分慣れてきたらしい。

「ケイトリンさん、旦那さまね、このところだいぶウチになじんできて下さいましたよ」…担当のJUNさんが教えてくれた。「最初は“一刻も早く、この空間から逃げ出したい”って感じが、痛いほど伝わってきたんですが、前回なんて、若手スタッフと『蒼井優ってカワイイっスよね』って雑談してました」。

今では年に4回は通うようになり、自発的に「そろそろカットに行きたいなー」って言うようになったので、嬉しい限りである。やっぱり、小奇麗なオットーのほうがステキだもんね★。

さて、このヘアサロンは、オーナーの名前がそのままショップ名になっていて、仮に「SANKO」とでもしておこう。「SANKOさんは男性で、たまに各店舗を巡回する。希望するゲストには要予約でカットをしてくれるらしい」…そういう話を聞いたコトはあったが、10年以上通っても見たことがなく、ケイトリンのなかではかなりミステリアスな存在になっていた。

しかし、しかし! 3ヶ月ぶりにカットに行った先週、初めてSANKOさんを目撃したのである。“ある意味”衝撃的だったので、コレは是非とも書かねばなるまい。長時間かかる縮毛矯正の最中、2度目のシャンプー台に座ったとき、目の前をオッサンがよぎった。スタッフが行き交うなかをドシドシ歩き、何か自分の仕事をしようとしてる感じ…。

“ヘア器具のメンテナンスかなんかで来たんだろうね”…いっぱいポケットが付いた、釣り人のようなベスト、地味なボーダーのTシャツ、ベージュのチノパンに履きやすそうなウォーキングシューズ…軽く日焼けしたオッサンは、次の瞬間、信じられない行動に出た。

こないだね~、掘北真希ちゃんのアレンジをねえ~、したわけよお~」って話しながら、シャンプー台の正面、ハイソな感じのするマダムのカットをし始めたのである。この女性、センスのいい、高そうなパンプスを履いてたので、ちょっと注目していたのだが…。

“コノ、週末の釣り人的オッサンが、ミステリアス・SANKO?!”…シャンプーが終わって、放心状態のまま席に戻ったケイトリンは、JUNさんに尋ねた。(小声で)「あの、あの年配の男性って、もしかしてオーナーの?」、「そうですよ。SANKOです。違うと思いました?」、「うん。工具の取替えか何かかと」、「フフフ」…JUNさんも、ケイトリンの心境を感じ取ってくれたらしい。

さらによく見ると、土建屋さんにも見えないこともないSANKOさん、サロンの奥で仁王立ちになっている姿が印象的だった。ケイトリンは思った。“競合他社が乱立する業界で、一代で、いくつも支店をもつサロンを作ったんだもんなあ。きらびやかでハイセンスなだけじゃ、やってけなかったんだろうなあ”。

店としての「SANKO」は、礼儀作法が行き届き、スタッフのメリハリが利いている珍しいサロンだ。長い年月でたまには他店に浮気してみたりしたけど、やっぱり「SANKO」に戻ってきてしまうのである。都心でもない、郊外のサロンでは、かなり優秀な感じがする。“裸一貫から始めて、ここまで…。骨太な努力の賜物(たまもの)なんだろうね”…経営者としての、美容家の年月を、強く感じたSANKOさんの姿だった。

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あたしのオットーのホワイトデー

「11時半だよー。今日はクライアントと打ち合わせなんでしょー。ちゃんと起こしたからねー」。ムゴムゴ起きたオットー、シャワーを浴びて出てきて…なんと、姿見に向かっているじゃないか! 

ベッドのなかから様子をうかがっていると、どうやら今日の格好が気に入らないらしい。「ん~。なんか違う!」…紺に緑の細かい線が入ったポロシャツに着替えて、出かける仕度を始めた。歯磨きがいつもより念入りで…“良くも悪くも男らしいオットーが、女の子みたいで、ヘンだ”…ケイトリンは思ったのである。

今日は忙しかったからそのまま忘れてたけど、床磨きをしていたら、ふっと頭に浮かんだことがある。「ああっ~! クライアントが美人なんじゃないの~!?」。“思い立ったら、すぐ確認”、それがケイトリンの流儀である。いつもだったらすぐ電話だけど、今日はお使いを済ませたオットーから電話が来た。グッド・タイミング!

「伊勢丹で頼まれたの、ちゃんと買ったよ」。「ねえ、いきなりだけど、今日のクライアントって、女の人でしかも美人でしょ?」、「え? まあ、ひとりだけ女の人はいたけど、そうでもないよ」。「じゃあ、どんな人?」、「広報とかマーケティングとかだから、パリッとした感じの人」。「それで、ホントは美人なんでしょ?」、「…んまあ、半分くらい美人って感じだよ」(あと半分は何なんだ…)。

「やっぱねー!おかしいと思ったんだ! いっつもしないコトするんだもん」、「そんなことないよ、今日は打ち合わせだからパリッとした洋服を…」…オットーよ、こうなっちゃったら、もう何を言っても効力はありません

「ああっ! ケイトリンは不幸だ。女性誌によく書いてある通り。“旦那さんがいつもと違う行動をしたら、気をつけなさい”ってね」、「またまた~。ケイトリンはヘンなことばっかり、考えてるよお」。

ヘンなのは、オマエだ! オットー!”…でも、一時休戦。今晩は外食の予定だったので、ドーナッツ屋で待ち合わせした。オットーのほうが先に着いているはずだったので、家を出るときに電話したが、留守電に切り替わってしまう。

“おっかしいなあ!”…さっきまでの気持ちを引きずっているケイトリンは、ムカっ腹が立ってきた。“オットーってば、待ち合わせのとき、電波が届かないところにいたりするからなあー!”。

…果たしてオットーは、ドーナッツ屋のテラスでボーッとしていた。携帯の電源が切れてしまったそうだ。ケイトリンのイライラは頂点に達した。「だいたい、オットーはねえ!」、「はい、コレ」。ターコイズ色の紙袋を差し出されたのである。

「何、これ?」、「いや、ホワイトデーのお返しをしてなかったなって思ってさ。伊勢丹に行ったら、思い出した」。“キャ~ン!アリガト~!!”って言うと思ったら大間違いヨ。「はぁー。あのさ、これですべて帳消しだって思ってないでしょうね?」、「オレ、何にも帳消しにするようなコトしてないもん」。チッ、引っかかんなかったか。「女性誌なら“プレゼントは、浮気のやましさにトドメを刺す行為です”って書くだろうね」、「アハハハハ」…とりあえず、嫉妬は藪の中にしまっておくことにした。

Photo オットーの贈り物は、資生堂パーラーのチーズケーキだった。ケイトリンが椿のマークのお菓子の空き缶を、化粧品入れにしているのを思い出して買ったんだそうだ。…オットーは今、女の子のオッパイの谷間がまぶしい『ヤングマガジン』を熟読中。まんまるいお腹まる出しで、犬柄のトランクスいっちょうで…「ああ今日も、“あたしのオットー”だな~」って思う。それでいいじゃないか。

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“不都合”な便利

“ピンポ~ン♪(誰か来たよん)”って音が鳴ったら、インターホンのところに走っていく。応答ボタンを押し、「どちら様ですか?」って機械に声を通すが、返事は並びの窓から直に聞こえてくる。「ファラウェイ・マウンテンさあん! 宅急便でーす!」。

笑っちゃうのである。扉の横に風通しの窓があり、窓の並びにインターホンがあるんだもの!…全然、必要ないのである。“「性能のいい型を取り付けましたよ」って業者が言ってたから、使わなくちゃもったいない気もするね”…窓から声がもれないよう、わざと小声で応答し、溜飲を下げる始末である。

最近の不動産チラシを見てると分かるけど、年代モノの物件に“これでもかっ!”ってくらい機能をつけて、リフォームしてるのが多い。ファラウェイ・マウンテン家のマンションの一室もそういうタイプで、“笑っちゃう”機能満載である。

窓から聞こえるから要らないインターホンにはじまり、人が通るたびにセンサーで点く玄関灯もある。(しばらく点いていて、明るい間に用事を済ませられるのが便利? いやいや、手がふさがっている間に時間切れで明かりが切れるなんてコトも多く、こっちもキレそうになる)。

電動開閉のトイレのフタも人を感知するスグレモノだが、同時にコマリモノでもある。天井の収納からモノを降ろしている時にパカッと開き、トイレットペーパーを水没させそうになったことがしばしばある。

「スゴイ電気代になるね」…アッチコッチ電源を切るようにしたけど、年代モノの我が家ではよくブレーカーが落ちるから、すぐに復活! ブレーカーを上げた途端、家のいたるところからジジーッ(生き返ったゼ!)という起動音が聞こえてくるモンだから、面倒くさくなった。

エコバックを持ちながら、気づかぬ間に浪費している電気、年代モノの部屋ではかえって不便な、多機能リフォーム…矛盾に満ち満ちている。ゴアのように声を大にして言うことはないけれど、「“不都合”な便利」はたくさんの人が実感しているはずだ。

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やぶさかでない、鳥の来訪

ルーシーも、モーモーも帰ったら、今度は鳥がやってきた。ファラウェイ・マウンテン家は高層階だからだろうか、今までもニクったらしい鳩野郎がちょっと羽を休めに来たり(布団叩きで撃退)、スズメらしき小鳥がガラスにぶつかったり(透明ガラスが分かんないんだよね)ってことはあった。

あの日はやけに、鳥の鳴き声が近くに感じられたから、ちょっとヘンだなとは思っていた。ピャーピャー騒がしい声なので、ベランダをのぞいたけど何もいない。「?」…“ま、いっか”とテレビを観続けていると、寝室に行ったオットーが叫んだ。「ああっ! 鳥がいるよっ!!」。

Photo_2 「はあっ?! どこに?」、「ベッドと窓のすき間にいる! 出られないみたいで暴れてるよ」。窓を背に、ベッドのヘッドボードをくっつけているんだけど、最近暑くなってきたので、窓を開け放していたのだった。飛びこんできた鳥は、そのままクルリ振り向いて逃げればよかったのに、ちょっと歩いちゃったので、ボードと窓の狭いすき間の袋小路に閉じ込められてしまったのだ。

Photo_4 鳩ならブン殴って、大騒ぎで追い出すトコだけど、この鳥は愛らしい。黄色いくちばしの上の目はパニックで(?)イキんでいて、小さな体を丸くふくらませながら、せいいっぱい耐えている感じだった。

“もうちょっとだけ、ガマンしてね”…奇跡の珍客を撮影しないテはないので、手早くシャッターを切っていると、鳥はバサバサ、キャーキャー飛び上がろうともがいている。カメラの丸いレンズが巨大な眼に見えるのか、少しでもじっとしているのが怖いみたい。

「ハイ、アリガト。ごめんね。どうぞ。バイバイ」…鳥のいる位置まで窓を開くと、羽をハチャメチャに振り回しながら、泡食って、飛び立っていった。“あ~あ。やれやれ”…残されたのはフンの落し物で、狭いすき間に手を差しこんで、掃除するハメになった。

鳥は爬虫類の名残りをとどめている足が気味悪く、好きじゃなかった。でも去年の夏休みに行ったマレーシアのバードパークで、白い綺麗なオウムと遊んで、ちょっと好感が持てるようになった。腕に鳥をとまらせ、エサを食べさせたんだけど、その腕がじんわり温かく感じたのだ。

ゴツゴツした足には薄い肉がついていて、ちゃんと血が通っているのだ。当たり前のコトだけど、トカゲのような冷たい感触を想像していただけに、とてもホッとしたのを覚えている。それからは鳥に対して、食べる(!)以外の愛着が芽生えた。だからまた飛びこんできた鳥に、親切にするのに、やぶさかではないのだ。

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「メガ・オットー」ができるまで…ケイトリン、“晩餐”を語る

「ア~。何かこう、パッとしたものが食べたいなあ」って気持ち…それがケイトリンの、料理を作る原動力である。小さい頃、ママに「毎日が面白いなんてコト、ありえないのよ!」ってお説教されたけど、ケイトリンは“毎日がスペシャル”なのを望んでしまうのである。

夕食は、徹底的に楽しみたい。ひとりで食べるとき以外は、4品3色(赤、緑、黄)で食卓をにぎやかにするのだ。“今日は塩焼きの魚にキンピラに、里芋の煮付け…それなら燗酒だな”、“ポークスペアリブにタコと新玉ネギと柚子胡椒のマリネ…だったら軽めの赤ワインが飲みたい”。

夕食”じゃなくて“ディナー(晩餐)”、スローフード的な言い方をすると“饗宴”を毎晩開くわけで、長時間かけてゆっくり食事とお酒と語らいを楽しみたいのだ。でも意外に、賛同者は少ない。

ケイトリン・パパは家を居酒屋か何かと思っていて、空いた皿はすぐに下げないと落ち着かないタイプだし、オットーは秒速で喰らって飲みこんで、タバコを吸いに行くタイプ…ケイトリンの主義は、完遂(かんすい)できないで終わるのだ。

話はそれたけど、目先の変わったスペシャル・ディナーにするために、よくミステリーを読む。犯罪を追う人間は、食べることにも飽くなき執着があるらしい。作るのも食べるのもプロ級ってことが多い。

ロバート・パーカーが創り出した名探偵スペンサーは、アメリカ人らしい、素朴で美味そうな料理をパパッと作って、美女と強い酒と共に楽しむ。ベルギー人の名探偵ポアロは、香辛料をたっぷり使って臓物料理までこしらえる。所変わって、時代も下って、江戸の半七親分は、熱いシジミ汁に菜っ葉飯で捕り物の前の腹ごしらえ…ケイトリンはこういう本に出てくる食べ物を、実際に作るのが好きだ。

Photo このド派手なホットサンドは、『ストリート・キッズ』(ドン・ウィンズロウ著)を読んで、たまらなくなってこしらえたものである。“主人公の腹ペコ少年・ニールは、ライ麦パンにマヨネーズを塗った分厚いターキーサンドにかぶりつき、冷たいコークを飲んだ”…「ああ!今晩は分厚いホットサンドに、冷たいビールだな」って瞬時に決まったのである。

下の段はマーガリンに粒マスタード、ボローニャソーセージ、玉ネギ、中段はガーリックを利かせた玉子サラダにトマトスライス(よく水気を取って塩、胡椒しておく)、上段はトロトロのグリュイエルチーズで、完成! その名も「メガ・オットー」である。(玉子抜きだと、「メガ・ケイトリン」ね)。

料理本を見るのもいいけど、何かストーリーのあるレシピに挑戦するのって、目先が変わって楽しいものだ。あんまりいろいろ作るんで、「奥さんの料理で好きなものは?」って聞かれて困るオットーには気の毒だけど、近日、「七面鳥の丸焼き」をドン!とやってみる予定である。冷凍庫にはすでにカッチコチのベビー・ターキーが、鎮座ましましているのだ…。

 

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何かがおかしい、オットーの厄日

何をやってもチグハグな日って、あるものだ。“何でこんなコトを?!”って不思議になるくらい、ハプニングを起こし続ける自分…「寝て起きれば次の朝さ!」って祈りつつ、ベッドに入るしかないのだ

昨日のオットーは、まさにこういう“”にとらわれていて、見ていて気の毒なほどだった。第1弾はマンションの廊下でのことだ。夏の風がさあっと吹き抜ける通路はとっても爽やかで、散歩に出かけるオットー&ケイトリンも随分気分が良かった。

竹トンボのように腕を伸ばし、体をクルクル回転させて廊下を進むオットー…とっても幸せそうなおふざけだったが…あっ! 向こうから人がやって来た! 「ねえ。人だよ!」って小声で叫んであげたけど、嘘だと思ったらしく止める気配がない。目もつぶちゃってたから、まさに“万事休す”だった。

しばらく回転した後、状況を把握したオットーは、恥ずかしさに硬直してしまっていた。いたたまれないだろうと思ってケイトリンはニコニコしてあげたけど、問題の通行人(若い女性)はニコリともしない。こういうとき、同情の笑顔は大切なのにネ。頼んますヨ。

第2弾は、ホットサンドを食べたカフェーでのことだ。初めて入ったので、カウンターでセットの説明を詳しく聞くオットー、注文の後にレジのコイン受けを取り上げた。「タバコも吸えるンんスね?」。「えっ、なんで?それは…」(ケイトリン)、「いやいや、これは灰皿とは違います」(お店の人)。

貝のカタチをした金属性の皿が置かれていたのはレジの前で、いつものオットーなら、ミスるはずはないと思う。でも、今日は、どっかで歯車が食い違っているのだ。「オットー、何だか今日は、ヘンだね」、「オレもそう思う」。幸いホットサンドは美味しかったので、「これでもう打ち止めでしょ」…ポジティブに考えることにしたのだが…。

第3弾は起こった。何度か入ったことのある携帯屋のウィンドウの前で、新機種をチェックしていたら、お店の人が出てきてニコニコし始めた。と、その途端に“ガンッ!”と大きな音がして、手を痛がるオットー…携帯を手にしようとして、ガラスにぶつけたのである。

「何で、気づかないの?! 何度もここ来てて、ウィンドウだって知ってるでしょ?」、「申し訳ありません、これはガラスなんで」。「イヤ、綺麗に磨かれてて気づきませんでしたよ」…問題はそこじゃない気がするんだけど…。

こういう日常の連続ミス、誰かと一緒にいれば「やっちゃたゼ」って笑い飛ばして乗り切れるものである。でも、3度目まで目撃するとちょっと笑えなくなってきた。「オットー、あたしね、今日オットーと一緒にいると、命に危険があるのではないかと…」、「アハハ。そうかもね」。

時代が時代なら「今日は方角が悪い」とか言って、家で潔斎精進してなくてはいけない日なのかもしれない。あながちこういうことは嘘ではないと思っているので、ケイトリンはゾッとした。

初めて入った焼き鳥屋さんのおばさんが耳が悪い人で、きちんと注文が通らなかったっていうのも、よくよく考えれば滅多にあることじゃないし、妙な気持ちがしたものである。昨日は何かが、おかしい日でした…。

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犬族・モーモーの気持ち ~お散歩編~

犬はどんなにお外が好きでも、自分で鍵を空けて飛び出していく自由がない。もっと言えば、犬はお散歩に連れてってくれる飼い主を選びたくても、選べないのだ。

どんなに忙しくても、一日一回は必ずお散歩に連れて行く”…これは、その犬を自分の都合で我が物とした飼い主の“最低限の義務”、愛があるかないかという前提を超えた話だ義理でも、しなくてはならない

「お散歩が生きがいなんだよ」って話せたら、犬も随分幸せになれるだろうと思うけど、無理なのだ。シッポや瞳や声で、喜びや怒りや怖れを表現する…そんなことしか、犬が意思を伝えるツールはないって思うと、人としての責任を重く重く、感じてしまうのだ。

でも、そんな感情が吹き飛ばされるほど、犬は散歩を楽しんでくれる。「嬉しいナ」、「気持ちいいナ」…ありとあらゆる喜びを、毛むくじゃらの体いっぱいにあふれさせて、トットットットッ歩くのだ。

モーモーは、丸い綿帽子が付いたようなシッポを、モコモコ振りながらお散歩する。ケイトリン・ママは「リュックサックを背負って遠足に行く子供みたいだネ」と眼を細める。「楽しいヨ」、「大好きなあの草むらにも行きたいヨ」…後ろ姿はそう語っているに違いないと思う。

モーモーの喜びはケイトリンにも伝わって、知らず知らずのうちに幸せな気持ちになる。体がほっかり温まってくるような感覚が、体中にゆるゆると広がっていくのだ。「ケイトリン、楽しいね~。ワンワンワンワンワン」、「モーモーが楽しいと、コッチも楽しいよ~。アハハハハハハ」…はっぴぃワールドにトリップ、まるでフラワーチルドレンである。

ちなみにオットーは、モーモー&ケイトリン・ワールドには入れないらしい。「オレはモーモーとふたりでは、二度と散歩に行かねえ!」…ケイトリン抜きの散歩のとき、屈辱的な思いをしたんだそうだ。

まず、歩こうとしないらしい。リードを引っ張ると、四肢を踏ん張って動こうとせず、歩き始めても実にイヤイヤだそうだ。「ずっとウチのほうを振り返るんだよ。『オネエさんが一緒じゃないから、お散歩行かない!』って感じでサ。そのくせ、オシッコとウンコは一丁前にやるんだから、いい気なモンだよ」。

大変な仏頂面でご帰還のオットー、シッポをちぎれんばかりに振るモーモー、あんなに気持ちがかみ合わない一人と一匹も珍しいだろう。「怖かったよお!でもガマンしてコイツを“散歩させて”やったよー!」…モーモーはこんな感じだったんじゃなかろうか。

下は2年くらい前に撮ったもので、オットーとモーモーが昼寝をしてるトコである。シャッターの音に目を覚ますが、眠過ぎてすぐにマブタが落ちるモーモー、半眼になっているのがご愛嬌だ。この頃がオットーとモーモーの蜜月だったかな…。惰眠をむさぼる一人と一匹は間違いなく、幸せな温度に包まれていたもの。どこで、ボタンを掛け違ったか…。

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「猟奇的なオットー」

この映画、超オススメなんだよ」…オットーにそう言われたら、その映画を決して観てはイケマセン。“乱舞するお肉、大放出の血や目玉”、“信じられない角度で折れる人体”、“ありえない方法でおこなわれる殺人”…8割方、こういうシーンが含まれているので要注意だ。
Photo 「確かにストーリーは面白い。でも、気分が悪くなる…。ホラーなのは、オットーの顔だけで充分だよ」。お気に入りの殺人キャラクター“ジグソウ”(スリラー映画「SAW」シリーズに登場するヨ)の顔マネをやって、ケイトリンをリラックスさせようとするオットー、逆効果である。
残虐シーンだけが、オットーの好みではない。論理的思考を満足させる練られた脚本、意表をつく展開を求めているのだ。その結果…凡人には理解できない、というかワケが解らない映画を観ることになる。
あるオットー・おススメ作品は、“凶悪犯と人質のスリルある攻防! どちらが勝利をおさめるか!?”みたいな流れだった。普通に楽しく観ていたが、ある瞬間、急に吸血鬼がワッサワッサ出てきて血みどろ! それまでのストーリーは吹っ飛んでしまった。
「? 何よ、これは」、「ねっ!? スゴイでしょ!」…確かに、それまでの流れをブッタ切った脚本家の勇気はスゴイが、意味が全然解らない。
欧米映画にありがちな“宇宙人オチ”(怖いことが起こって、原因を解明するサスペンスによくあるオチ。お化けでも殺人鬼の仕業でもなく、宇宙人の超パワーのなせる業だった、みたいな)を嫌うオットーだが、吸血鬼オチっていうのは許せるのだろうか…。
「とりあえず、アレだね。ケイトリンが死んだらオットー、シチューにしてみよっか?」、「そうだねっ! ケイトリンのお腹、コッテリしてそうで煮込んだら旨そうね」。「肝臓はナマね」、「レバ刺しかあ…。でも酒の飲み過ぎで硬いんじゃないの?」。
…くしくも今日の夕食は、牛スジ肉とパプリカのシチューである。ワッサワッサ、スプーンを口に運ぶ様、くちびるにまとわり付く赤い汁…猟奇的なオットー、さすがの貫禄である。

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シーズー犬・モーモーに学ぶ、オットーの老後

Photo このモッサモッサ犬、お正月に「胡麻の怪事件」(3月の記事:「Wの悲劇」 ~胡麻の怪事件~を見てね!)を起こしたシーズー犬のモーモー(♂)である。ちょうどルーシーと入れ替わりにやって来て、お散歩に昼寝にご飯に、とっても楽しい日々を過ごしたのである。
宵っ張りのファラウェイ・マウンテン家だが、この1週間は“モーモー・シフト”になり、朝寝坊もできなかった。モーモーがお散歩を心待ちにしてるからである。ふと目覚めると、ベッドの端に前足をかけたモーモーの顔面ドアップ! ケイトリンの顔を、穴の開くほど見つめているのである。
モーモーはしゃべれないけど、間違いなくこんな感じだ。「お散歩に、行く? オシッコ、我慢してるんだけど」、「昨日の電信柱に、またオシッコかけたいんだけど」、「ねこちゃんを見つけたら、追っかけたいんだけど」。
モーモーはおっさん犬なので、こんな可愛い意思表示じゃないかもしれない。でも、アノ懇願の瞳に、ノックアウトされるのである。
スゴいのはオットーだ。「オレは、アイツは好きじゃない」と言い放つ。理由は「モーモーが来ると、ケイトリンがオレの世話をしてくれなくなるから」、「アイツはケイトリンばっかりになついて、オレのことをナメてるから」だそうだ。
要するにオットーは、モーモー・ワールドのヒエラルキーの最下層に位置する自分を、自覚しているのである。犬と人間の垣根を超えて、モーモーをライバル視するこのオトコに、ケイトリンは優しく語りかけた。
「オットー、あなたがヨボヨボになって、アタシどころか何もかもを忘れてしまっても、一緒にいるわ」。「お散歩、連れてってくれる?」、「プププ。モチロンさ。モーモーと同じくらい、心をこめてね」。「じゃあ…」、「そう。道端でウ〇チのお粗相をしても、ちゃんと拾ってあげる。モーモーみたいにね」。
「アハハハ」…オットーは笑顔になった。でも!ああ!…“モーモーのウ〇チ袋に、オットーのは入らないだろうなあ。コンビニの袋なら2重でイケるか…”。思わず、現実的な対策を立てるケイトリン、オットーの老後はコレで安心、太鼓判(誰の?)である!

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ルーシーとオットー所属! “コッテリ同好会”

ルーシー・ハイフィールドはよく、「ああ、今日も学校に行かなくちゃ」と言う。本当は、「会社に行かなくちゃ」なのだが、社会人になってから現在に至るまで、頻繁に間違えているのを聞く。

それと関係あるのかないのか、ルーシーがオットーについて語るとき、「彼は上司ではなくて、先輩だった」と言う。オットーが前に勤めていた会社にルーシーが入社し、ケイトリンとオットーの縁が出来たわけなので、大きな口は叩けない。でも、ルーシーはちょっと、オットーに対する敬意が足りないのである。

あたしが太ったのは、オットーさんのせいだからサ」、「あ、それ言っちゃう? だったらオレが太ったのだって」…こういうやり取りを、何度耳にしたことだろう。これまで10回は聞いている堂々巡りは、大まかにこうだ。

「オレはさ、昼飯食った後なワケ。でも、ルーシーから『オットーさあん!お昼行きましょうよ~!』とかダミ声で言われると、なんか断れなくてさあ!」、「『まあ、軽めなら』とか言って断んないからさ」。「でも、K浜(定食屋)に行くと、どうしてもシーフードカツカレーを食っちゃうんだよナ」、「ホラ、別にアタシのせいじゃないジャン」。「でも、ルーシーって、いつもチョコとか食ってンだぜ」、「え? オットー(この辺から呼び捨てになる)だって、甘い缶コーヒーとかグビグビ飲んでたヨ?!」。

外野から言わせてもらえば、ルーシーとオットーには、大変似通った点がある。“食べ物の嗜好”である。揚げ物にお好み焼き、クリームパスタ、牛丼にハンバーグ、“Fat”な食べ物が大好きなのだ。食べる量はケイトリンに軍配が上がるけど、ふたりのコッテリ好きには敵わない。「おっ! またルーシーとオットーがかぶってる!」と見つけるのが、楽しくなるくらいだ。最近は、アイスクリームの「pino(ピノ)」がビンゴだったなあ…。

ま、とにかく間違いないのは、fat meal friend(“コッテリ愛好者”って言い方があるかどうかはともかく)として、ルーシーがオットーをリスペクトしてるってコトだろう。友達に上司というカテゴリは当てはまらないから、先輩って言うのかもしれない。すると…もしや“学校”というのは会社ではなく、“コッテリ同好会”だったのでは…。そういえば、元同僚のアノ人も…。怖い!怖くて聞けまセン!!

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ルーシーに続け! はっちゃけ欧米人スタイル

外国で暮らしてる女性が、まず麻痺してしまうのが、ファッション・センスである。露出度、色合い、デザイン…現地人並みに、思いっきり楽しんでいる自分に気づく頃、“ああ、アタシは日本に再び帰れるだろうか”なんて思ったりするのである。

よくよく考えると、日本はファッションにおいて、保守的な国なのだ。“派手ではないケド、電車に乗るには戸惑いがあるナ”、“あ~! リゾートワンピっつっても、日本のリゾートってどこよ!”…そんな服ばっかりが山積みになり、ため息が止まらないのである。

思い出して欲しいのは、観光地をウロツク欧米人女性だ。彼女たちは実に気楽にオシャレを楽しんでいる。真夏なら、ちょっと可愛いタンクトップにアジアンなスカート、日焼けに気を使う日本人旅行者の帽子やズボンは本当に野暮ったくみえる

お腹がぽっこり出ていても、セルライトでボコボコの腿でも、太陽の下では天真爛漫でイイじゃん!”…“欧米人スタイル”は、とにかくイサギよい。体形など関係なく、ファッションを楽しむのだ。コレに、日本人女性もハマってしまう…。

「ウプププ。ルーシー、ごめん。直視できないわあ」、「え?そう?タイじゃ、当たり前だけど?」…我が家でウェルカム・ビールを飲んでいるルーシーは、かなりセクシーなタンクトップ着用で、ムッチムチ・バディーが女コマンドーをほうふつとさせたのだ。。

“そういえば”…ふたりで行ったマレーシア・リゾートを思い出す。かなり無理してビキニ着用だったが、ケイトリンはボトムそのままではどうしても恥ずかしく、短パンが脱げなかった。それに引きかえ、ルーシーは黒いビキニを堂々と着こなしていたなあ…。

ケイトリンはかなりオバンにさしかかってきたので、そろそろ“はっちゃける”計画である。大切なのは発想だ。“夏の太陽は紫外線でシミいっぱい”じゃなく、“情熱の太陽が照らす真夏の恋”とかサ…そういうコテコテの感覚、思い出したいものだ。遠慮がちに肌をさらすなんて、確かにもったいない…今年はルーシーを見習い、欧米人スタイルにシフトしてみますかネー!。

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ルーシー・ハイフィールド登場!

先週の月曜日、ルーシー・ハイフィールドが我が家にやって来た。久々の親友の来訪に、ケイトリンも大張り切り、会えなかった1年半分を取り戻すべく、7日間びっちり遊びまくったのである。

ルーシーは大学時代の友人で、ケイトリンの唯一の親友だ。蝶々のように美々しい学生が多い女子大で、ふたりは異色の存在だった。夜ごと酒に飲まれ、楽しいクダを巻く。「アタシら、吟遊詩人だもんね!」…夏休みごとにでっかいリュックと希望を背負って、旅に出たものだ。モンゴルに中国、ベトナムにミクロネシア…忘れられない青春の日々である。

現在、ルーシーは英語にマレー語、インドネシア語、4カ国語を操る才女として、アジア各地を飛び回っている。「でも、たまには休まなくっちゃね」…それが今回の帰国だったのである。いやはや、このルーシーのパワフルなこと! “日本でやりたいことリスト”(昔から、リスト好きだったなあ)にしたがって、毎日楽しく過ごしたのである。

初日はオットーと3人で刺身の桶盛り、メンチカツ、レバ刺しに冷酒、家に戻って缶チューハイでドンチャン騒ぎした。翌日はあまりに二日酔いでヘンな汗が出ているケイトリン玉子サンドの匂いで3度ゲボってしまったオットーを尻目に、「新宿の天ぷら屋で白ワインを飲む」を実現、「えー、ケイトリンは飲まないのー?」なんて…。

今日、実家の福島に帰っていったルーシーだが、東京での毎日を、タイで待つ恋人のショーン・ペイにちゃんと連絡しただろうか。“あんなコトやこんなコト”…親友として報告義務があるナ。明日からちょっとずつ思い出して書いてみることにしよう。

何しろ、10年くらい前までは、“今夜も最高!”だったのは、オットー&ケイトリンではなく、ルーシー&ケイトリンだったのだ。面白い話がいっぱい転がっているのである。

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