« ダラリン・オットーを呪縛する“オオカミ”とは? | トップページ | おハイソ・ランナーに負けない“イーティング(eating)・ハイ” »

スクリーム連発! オットー&ケイトリンの至上愛

オットー&ケイトリンにとって、TVのゴールデンタイムは、0時過ぎからだ。CSのチャンネルをいじっていると時々、心の臓をギュギュッとつかまれるような、衝撃を受けることがある。

「おっ、『やまだかつてないテレビ』なんてやってるんだ!」…ちょっとオットー、興奮気味である。ケイトリンはテレビを観せてもらえない少女時代だったので、オットーの感動は分からない。でも、一世を風靡した番組らしいから、「観ればイイじゃん」ってチャンネルを合わせた。

ん~。大時代的なコスプレで“ロシアン串団子”が始まり、ちっとも面白くない。“ゲストもあか抜けないアイドルだねー”って思ってたら、彼女はインテリ女優のひとり、N・Oだった。N・Oはオットーの憧れの女性(ひと)で、「Nとお茶を飲んで、ボーリングできるからさあ」という誘いで親衛隊に入ったとか入らなかったとか…。

他人事でもイタ過ぎるのでこれ以上語れないが、オットーはしばし画面に釘付けになった。その姿の無防備だったこと! 瞳はかつて愛したアイドルを見つめたまま、少年時代の自分に戻ってしまっていたのだった。

「えっと…。オットー?ダイジョウビ?」、「ああッ!痛い、イタいよ! もうチャンネル変えちゃって!」。「いいの?でも、あんまり可愛くないわネ?」、「いや、可愛いよ」。「そうかな…」、「ケイトリンに似てるから可愛いんだよ」。「コノ野郎…ちっとも似てないっつーの!!」。オットーはテンパルと、適当にツマを持ち上げる悪いクセがある。N・Oは1ミリもケイトリンに似ていないので、念のため。

オットーは昨日、ひとりでイタかったが、今日はケイトリンがイタかった。オットーがN・Oに血道を上げていた頃、未来のツマは「モチロン」(英語読みして下さい)というグループのK・Oにそのままズバリ、“KO”されていたのだった。

今日、「モチロン」の伝説の武道館ライブを久々に観てしまったケイトリンは、若き日のK・Oのステキさではなく、リトル・ケイトリンの“イタい行状”の数々を思い出した。「ウワア~!!!」(絶叫!スクリーーム!)、「どうしたの?」(サスガに気にかけるオットー)。「痛い、イタいよ! 生きていけない」、「何が?」。「K・Oのために写経してしまったコトを思い出しちゃったんだよお」、「…。ウププププ」。

宗教にハマってたワケじゃない。修学旅行で訪れた京都の寺で、散策コースじゃなくて、写経コースを選んだのだ。“いちばん大切な人のために”…ケイトリンはK・Oの五体満足を心願として、写経したのだった。今考えると、相当オバンくさいが、ケイトリンがスクリームしたのには、さらなる理由がある。

写経しきれなかった人は持ち帰って寺に郵送することになっており、トロいケイトリンは当然、宿題組だった。家でゆっくりと筆を進め、心をこめた写経を封筒に入れた…ところまでは良かったのだが…。ママに発見されたのだった

ママは無邪気に残酷な人である。「ケイトリン、K・Oのコト、そんなに好きなの?ネエ、パパ~、ケイトリンたら、ねーえー…」。“ガラスの十代”…リトル・ケイトリンのハートはよく壊れなかったものである。イタさだけが染みついて、体の奥がズッキズキ…30代のケイトリンのスクリームにつながったのであろう。

“少年少女にありがちな、届かぬものへの至上愛”…オットー&ケイトリンもやっぱり、美しいと思うモノへと手を伸ばしていたのだった。無作為に流れる過去の映像にハートを締めつけられるふたり…イタさをまだまだ受け入れられない、微妙なお年頃である。

|

« ダラリン・オットーを呪縛する“オオカミ”とは? | トップページ | おハイソ・ランナーに負けない“イーティング(eating)・ハイ” »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508227/41212080

この記事へのトラックバック一覧です: スクリーム連発! オットー&ケイトリンの至上愛:

« ダラリン・オットーを呪縛する“オオカミ”とは? | トップページ | おハイソ・ランナーに負けない“イーティング(eating)・ハイ” »