« 家庭の科学ミステリー ~くしゃみをする男~ | トップページ | 「フランスのロゼ」と「キンキン」の相性 »

実家がなくなるとき① ~娘時代の精算~

ケイトリンのパパ&ママが引っ越しをするので、なんとなく気忙しい毎日が続く。「老後はやっぱり気楽なマンションに住み替えて、犬でも飼ってさあ~」といちばん勧めていたケイトリンであったが、今はちょっとブルーである。“娘時代を過ごした実家がなくなる”ってことは、置き去りにしていたお荷物を何とかしなくちゃいけないってこと! これが馬鹿にならない分量で悩みの種である。

だいたい、実家に置いてあるモノは、“捨てるにはしのびないけど、要らないモノ”なのだ。カセットやCD、本なんかはすぐに整理がついたけど、問題は大量の写真や手紙だ。

写真は、大学時代以降のものばかり残っていた。そのうち7割は、ビールの中ジョッキとツーショットである。毎晩、アルコールでスパークリングしてたヤング・ケイトリンに言ってやりたい。「アンタね、酒飲んでて楽しいだろうけどね、い~っぱい失ったモノがあるんだヨ」。…不思議に得たものは思い出せないのだ。

残り3割は、心に痛い写真とでも言おうか。好きだった人や、その人を連想させるモノがところどころに見つかるんだけど、その時期自体は素晴らしくて、大切な経験の記録なので捨てられないって写真。せめて、好きだった人の姿が映るものだけは捨てるべきなのかもしれないけど、そのためには全部見返さなくてはいけない。…そんなことしたら、思い出のかたまりで精神が押しつぶされそうなので、そのまんまとっておくことにした。

こういう昔の写真を今の家に持ってくるのは、気が重い。「友達になろうね」って言って別れた恋人を、家に招き入れるような感じに似ている。

そういえば、オットーは写真をほとんど持っていないがどうしたのだろう。「オレは実家に置いてきたけど、自分の部屋がなくなったからどうなったかは知らない」…マーマリン・オットーがちゃんとどこかにしまっているんだろう。

写真は、オットーの家みたいに、そんな風にしてもらえてるのがいちばんいい。あっても、なくなっても、気が付かないフリができるくらいでいいのだ。

|

« 家庭の科学ミステリー ~くしゃみをする男~ | トップページ | 「フランスのロゼ」と「キンキン」の相性 »

コメント

私の実家は引越しはしてませんが実家の私の部屋は現在納戸になっちゃってます。私の荷物は段ボール箱に入れられて・・・・
帰るたび、荷物整理してといわれます(笑)

帰っても跡形もないんでなーんか寂しいです。

手紙とか写真って処分困りますね。
見て捨てられず、結局またハコの中に戻す・・・の繰り返しです。


投稿: ひろみ | 2008年4月 9日 (水) 06時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/508227/40810804

この記事へのトラックバック一覧です: 実家がなくなるとき① ~娘時代の精算~:

« 家庭の科学ミステリー ~くしゃみをする男~ | トップページ | 「フランスのロゼ」と「キンキン」の相性 »