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実家がなくなるとき② ~そんなに江戸は遠くない~

ある日、ママがこんなことを言った。「ひいおばあさんは、お歯黒をしていたわよ」。幼かったケイトリンは、“自分が「江戸時代の人」とリンクしている”ことに、ワクワクした。ママは1944年生まれなので、ギリギリ“江戸生まれ”と話す機会があったのである。

それからというもの、1867年はケイトリンにとって特別な年になった。江戸時代が終わったこの年を基点に、昔話を考えるようになったのである。チョンマゲや着物の時代に限りない憧れをもつケイトリンは、1867年に近い昔話ほど楽しかった。今もその気持ちは変わらず、いろんな昔話にドギマギしてしまう。

考えてみれば当たり前だけど、スゴイ事実がたくさんあるのだ。ケイトリンのグランマたちは、地毛で島田髷を結ったお嫁さんだった。ママ方のグランマは満州国に住んでいて、纏足(てんそく)の小さな布靴を縫う女の人を知っていたそうだ。ママのひいおじいさんの家は大きな宿屋で、蔵には江戸の名大関・雷電為右エ門の手形があった…1975年生まれのケイトリンにとって江戸は、そう遠くないのである。

今日、こんなコトを書いたのは、実家の引っ越しで古い写真をたくさん見たからである。「やっぱ、スゲー!」…江戸の匂いのするモノに大興奮するケイトリンを、オットーは尊敬しているそうだ。“歴史に詳しい人”だと思って難しい質問をされるので、ちょっと困るのだが…。いや、大学でも歴史を学んだんだけどね、真面目じゃなかったからな~。トホホ。

最後に。ママのひいおばあさんのお歯黒の歯は、入れ歯だったのが最近分かった。長野の田舎に生きた女性だったので、古いたしなみを守りたかったんだろう。お歯黒の入れ歯は、明治のおばあさんたちにとって比較的当たり前のモノだったって、民俗学の本にも出ていた。

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コメント

私もケイトリンさんの気持ちわかる気がしますー。

実家帰って親の昔の写真をみると、なーんか時代を感じます。

お歯黒の入れ歯ってあるんですねえ。

ケイトリンさん、歴史勉強されてたんですね。
尊敬です!!私は、歴史全くーーダメなんです。

投稿: ひろみ | 2008年4月16日 (水) 22時25分

ひろみさん、どもー。やっぱ昭和生まれは、江戸に近い分、オバサンになりつつありますな。友達がこないだ電車で、「昭和?ダサーイ!」という憎たらしいガキんちょを目撃したそうです。
「ダサイ」って言葉は、昭和が生んだ言葉だってことを指摘してやりたかったー!。
歴史はただ史学科だったってだけで、かなりダメ学生でした。先生に「ケイトリンさん、卒論、書き直すの待ってますよ」って言われたくらいです。アハハ。

投稿: ケイトリン(管理人) | 2008年4月16日 (水) 22時32分

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