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ネボスケの免罪符

春は眠い。花粉症の点鼻薬のせいで、さらに眠い。もともとひどい低血圧(最高が90ちょっと、最低が60弱)のケイトリンは、この時期、夢うつつである。座って5分も経たないうちに、「あれ?!」…寝てしまっている自分に驚く。電車で吊り革につかまりながら、眠さに勝てず、膝をカクンカクンさせていることもある。

いちばん困るのは、この夢心地が酒の酔い始めに似ていることだろう。ここのところ、酔っ払うスタート地点があいまいで、気づくとひどく飲み過ぎていたりするので、大変良くないのだ。

オットーはこういう事情を知っているにもかかわらず、ケイトリンのことを「ネボスケイトリン」と呼ぶ。このどうしようもない呼び方には、オットーの怨念が潜んでいるのである。

「低血圧のせいで、すごい眠いんだよね」…オットーはいつもそう言っていた。でもある日の健康診断で、“どっちかっていうと高血圧”という事実が判明したのである。ネボスケの免罪符は瞬時に吹き飛び、オットーは惰眠をむさぼるタダのネボスケになってしまったのであった。

花粉症薬、低血圧…鉄壁の免罪符をもったツマを、オットーは責められない。ちょっと気の毒なので「ネボスケイトリン」と呼ばれても、気持ちよく返事することにしている。ホント、15時間くらい平気で眠れてしまう…。ほや~ん。

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