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幸せな二度寝のために

オットーはフツーの会社員であるが、雑誌の編集という仕事柄、昼過ぎに出かけて、夜遅く帰ってくる変則パターンが多い。だから、「明日は早く行かなくちゃ」なんて予告されると、ケイトリンも“気を引き締めなくちゃ”って思うワケである。

週に一度の会議は10時からで、これがキツい。寝るのが夜明けの5時過ぎなので、もうフラフラである。朝風呂の準備して、ご飯食べさせて…というフルコースだと、8時半に起きないと間に合わないのである。どうしても眠くて、サボってしまうことも多々あるので、それはオットーに申し訳ないと思うけどサ。

ただ! 納得いかないのは、“特に予定は入ってないが、早く会社に行きたい”という場合のオットーの行動である。「明日は早く行かなくちゃヤバイんだ」、「何時に起こす?」、「8時半」。“いつもお勤め、ご苦労さまです”…ケイトリンも、たまには良妻ぶりを発揮する。炊き立て飯に味噌汁を用意し、やっとの思いでオットーを起こす。食事し始めたのを見届けて、再びベッドに入るが…。

“あれ?”…口に付いた生卵をピチャピチャなめながら、オットーがやってきた。そして…なぜか布団に入ってくる。「ちょっと! なんで来たのよ?」、「ちょっと時間あるし、寒いから、あったまりに来たんだよ」、「あそ。寝ちゃわないようにね」、「モチのロンだよ」。

…どれだけ時間が経ったのだろうか。ふと目が覚める。オットーのイビキがすごい…って、なんで寝てんの!? 時計を見ると12時を回っているじゃないか。「ちょっと! はやく行くんじゃなかったの?」、「行くよ、行くってば」、「だって、もう12時だよ!」、「え~。でもオレ、眠かったんだよ」…フツフツと怒りがこみ上げてくる。“こんなにイイ加減な決心に振り回されたとは”。ケイトリンの早起きの努力(?)は、玉子かけご飯を食って、二度寝するオトコによって帳消しにされてしまったのだ。

確か、ツタンカーメンの呪いの言葉は、“我が眠りを妨げし者、死の翼に触れよ”だった。ケイトリンの眠りを妨げしオットーは、ケイトリンの逆鱗に触れてしまったので、抹殺されるしかない。バチャンバチャン叩かれ、布団から追い出されたのである。

こういうことが繰り返されると、お互いに不幸せなので、ケイトリンは考えた。そして今日、「予定はないけど、10時に起きる」って言われたので、1時半に起こしてみたのである。何事もなかったかのように塩ラーメンを食べて、コタツで二度寝を始めるオットー、その寝顔の安らかだったこと! 実に平穏な午後だった。

 “オットーの発言をそのまま受けとらず、臨機応変に対応すれば、お互い幸せなのよね”…結婚4年目にさしかかり、ごくごく些細なことから、“夫婦の機微”を知るケイトリンである。

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コメント

そうかあ・・・。
なるほど臨機応変に対応すればうまくいくんですね。
わたしはついそのままうけてしまうから「もー!!」ってなっちゃうんですね。
臨機応変を身につけたらちょっとは短気がなおるかしら???

ケイトリンさんと歳も同じですが、
結婚された時期も私と同じくらいなんですね。私は5年目に入ったところです。すごい親近感沸きます。

投稿: ひろみ | 2008年4月17日 (木) 22時27分

どもー! いつも愛あるブログを読ませてもらってますが、ひろみさん、全然短気じゃないですヨ。ちゃんとご主人に感謝があるし、ご主人もご飯を作ってくれるし(いいなあ!)、素晴らしいご夫婦だなーと。
それにしても、いろいろと共通点があって、嬉しいです!
小学校1年生まで、大阪の上本町ってトコにいたので、ひろみさんのブログの関西弁も、それとなく懐かしいです。家では東京弁、友達とは大阪弁と使い分けてた子ども時代でした。

投稿: ケイトリン(管理人) | 2008年4月18日 (金) 01時09分

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