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家庭の科学ミステリー ~くしゃみをする男~

なぜか分からないけど、オットーはくしゃみをするとき、“全部出す”。普通、くしゃみを出すときって口しぶき(?)が出ないように心がけるけど、思うさまに出し切るのだ。これは被害が甚大なので、ツマとしてほっとけない問題である。

現場は静かな夜ふけのコタツ。めいめい本を読んだり、テレビを観たりしているとき、いきなりの緊張が訪れる…“殺気!”。「ヒャアッヒャアッ」、半眼のオットーが大口を開けて、ヘンな音を出している…“危ない!”。オットー、片手をティッシュの箱に伸ばすが全然届いちゃいない。「シュッ、シュッ、シュッ」…くしゃみの規模を目算し、3枚のティッシュを引き出すケイトリン。急いで差し出すが、「ブシュワッ!」…間に合わなかった。

「あ~!もう!」。「ふう~。大丈夫、大丈夫。手に受けたから大丈夫」。出し切ったオトコは満ち足りた表情を浮かべているが、女は油断なく目を走らせる。やっぱりだった。Tシャツには勢いのよい飛散沫が数カ所、見つかったのである。「早く、拭きなさいよ!」。「モ~。大げさだなあ。ズビスビ(鼻をすする音)、ヒャアッ」。“ヒャアッ”?…もしや、アンタ…。「ヒャアッ」…まだ出んの?!…完璧を目指すオットーは、再度出し切るのであった。

口しぶきの“しぶきつながり”で思い出したが、拳銃殺人の場合、その血しぶきの方向によって、何メートル先から、どんな角度で発砲があったか判定がつくそうだ。どんな小さな飛沫でも、重要な手がかりとなるのである。

オットーのくしゃみも然(しか)り。飛沫を分析することによって、口をおおう手のかぶせ方の問題点を発見できるかもしれない。そして、着たばっかりのTシャツの汚れを食い止めることができるかもしれない!…ケイトリンは“科学の目”を持つことにした。

くしゃみをする男、口しぶき、愛妻…これだけで、家庭の科学ミステリーは成立するのである。

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コメント

いるいる!!おもいっきりする人。

身内ならまだガマン??できるけど他人はつらいです。
電車に乗ってて横でされたときは怒り爆発しそうでした。
電車のってると、1週間に2日くらいはおっちゃんのあくびとかため息の息の襲撃に合います。

どうにかなりませんかねえ。

投稿: ひろみ | 2008年4月 7日 (月) 20時01分

身内でも、全部出しクシャミは我慢ならないものです。今回はオットーに対する大変なイヤミだったんですが、当のオットーは「やっぱ、全部出さないとなー」と反省がありません。ばかたれです。
電車のおっさんはホント、きちゃないヤツが多いですよね。
ずっと昔ですが、前の席に座ってるおっさんが鼻くそをほじり続けてて、下に捨ててたんで、殴ってやりたくなりました!

投稿: ケイトリン(管理人) | 2008年4月 9日 (水) 12時58分

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