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いざ眠らん…“オットーのクサクサ”に包まれて

今月のオットーは忙しい。家にもちゃんと帰ってこられず、眠るのは会社のデスクの下だ。万年寝袋(床?)は3年くらい前にケイトリンがプレゼントしたもので、一度も洗濯していないからクサクサだろう。昨日はその寝袋に落ち着く余裕さえなく、写真撮影のスタジオでダンボールをかぶって、眠ったそうだ。ウウッ、かわいそうなオットー!!

編集とかライターの仕事をする人は、“眠り上手”が多い。いつでもどこでも、時間のスキマを見つけて、あっという間に寝てしまう。オットーもそうだ。ホコリだらけの床でも顔をくっつけて寝ることができるし、みんなの脂と体臭の染みこんだベッドでもぐっすりなのだ。さらにオットーがスゴイのは、起き抜けに出る電話の声が普段と変わらないこと。たいてい寝起きの声って取り繕っても分かっちゃうものなんだけど、いつもと一緒の低音ボイスなのだ。アレで随分得をしてるんじゃないかな…。

逆にケイトリンはというと、“眠り下手”である。まず、他人の肌が触れた布地が気持ち悪くてヘンな体勢で寝るから、熟睡できない。地肌が触れないように腕をシャツのフトコロにしまったり、傍目(はため)から見るとワケが分からないだろう。それでも落ち着かなくてモゾモゾしているうちに、今度は頭のうしろ、枕に接するあたりがカユいような気がしてくる。

“あああ~!”…眠いのに眠れない。1時間の仮眠なのに、30分はこうして時間が過ぎていくのである。仮眠どころじゃなくて、トイレで居眠りする場合もある。誰かから電話が入り、「お疲れさまデ~ス!」(寝てませんよ?)と元気に発する声が、いつもより半トーン高くうわずってるのが自分でも分かるのだ。…本当に上手に眠れるオットーがうらやましい

ある夏、オットーと山荘に出かけたときのこと、深夜に到着したから、風呂にも入らず布団に倒れこんだことがあった。体はベタベタ、布団は少し湿り気味、疲れてるのにケイトリンは眠れなかった。漆黒の闇が怖くて電灯のスイッチは入れっぱなし、その明かりめがけて、握りこぶしくらいの巨大な蛾が飛び込んでくるのも、スゴイ恐怖だった。

「オットー、こんなんじゃ怖くて、とっても眠れないよー」、「グゴ~」(イビキ音ナリ)、「ねえってば!」、「グゴ~。…大丈夫だよ。オレは怖くないよ」…“そりゃあ、アンタは怖くないさ、寝てるくらいだもん。ケイトリンが怖いって感じてるんだよ!”。仕方がないので、オットーに体をぴったりくっつけて、ウトウトと夜明けを待ったのだった。

ベタベタに湿気に、オットーのクサクサまでも加わって、ようやく落ち着いたわけなんだけど…。ん?待てよ?。“オットーのクサクサ”こそが、重要な要素なのではないか!?  眠れない夜、オットーの使用済みTシャツにくるまれば、母の匂いに包まれる赤ちゃんのように安眠できるのだろうか…。う~ん、潔癖なんだか、そうじゃないんだか、自分でもサッパリ分からなくなってきたぞ…。

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