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君はビーツに耐えられるか!?

ボルシチを作るときに必ず必要なのは、ビーツ(赤カブ)。“食べる輸血”って言われるくらい栄養素が豊富で、肝臓を保護する成分が多量に含まれているスグレものである。2年前、肝臓に卵大の腫瘍をこしらえたケイトリンは、手術にむけて「ビーツの水煮缶」を10缶購入した。

産地はアメリカ! ロシアじゃない。缶切りでギリギリ開けると、濃いショッキングピンクの水がにじみ出してきた。ひと缶に10個くらい小さな球根が入っているので、ひところ口にほうり込んでみたが…マッズーイ!! 気味の悪い甘しょっぱさが、ジワ~ンと渋いような苦いようなイヤな風味を包み込み、とにかくマズイとしか言いようがない。“何に似てる?”って聞かれたら、“ビーツの味は、唯一無二”って答えるしかない。「世界でいちばんマズイ食い物」…これは美食家ならぬ、過食家・オットーの弁である。

で、今我が家のビーツ所蔵量はというと、残り3缶である。なんだかんだいって7缶消費したんだねーと、感慨深く思いつつ、今日はグラッシュ(粉末パプリカをたっぷり入れたハンガリーの肉スープ。日本の味噌汁みたいな位置付け)に一缶投入した。細かい千切りにして3時間煮込んだから、原型をとどめていない。“これならオットーも気づくまい”…溶岩のような色をしたスープをかき混ぜながら、思わずニヤリとしてしまった。

「オットー。今日は好評のグラッシュだよ」。「えっと、何だっけ?」、「ハンガリーのシチューだよ」。(鍋をのぞきこんで)「これもシチューって言うんだ?」、「はぁ? シチューっつーのは“煮込み”のことだから、デミグラで真っ黒なやつばっかしじゃないの!」。「うちのシチューは白かったな~」。このチグハグな会話! ケイトリンが意地悪いのか、はたまたオットーの勘が悪いのか…。

少なくともビーツ探知に関しては、アテにならないオットーだった。っていうのも、子羊の骨付きモモ肉にかぶりついていて、汁の成分なんて関係なかったからだった。“「今さらビーツが入ってますよ」なんていっても、ちっとも楽しくない”…今日は意地悪しないことに決めたケイトリンであった。それと、たまには白いシチュー、つまりクリームシチューも作ってあげなければいけないね。

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コメント

ちぐはぐな会話、ありますね。
そういう時は私がボケてるようです。
ダンナが言うにはね。

グラッシュとかボルシチつくるなんて、すごーい!!
私はしちゅーばっかです。

プロフィール読ませていただきました。
ケイトリンさん、私と同い年ですwink
ますます親近感わきました。
こちらに来させてもらうようになってから
ブログ読んでプッと笑わせてもらってます!!

投稿: ひろみ | 2008年3月12日 (水) 23時12分

ひろみさん、コメントありがとう! 同い年でしたか~、なんか嬉しいデス! 今後は75年生まれで共有できそうな話題を出したいなー。3つ違いのオットーとは微妙に話題がずれるんですよー。
あと、プロフィールも読んでもらったみたいで、感謝です! そこにも書きましたが、料理が好きなんで、いろいろ作ります。オットーは旨い旨いって食べてくれますが、グレープフルーツとレモンの味の違いが分かんないような人なんで、アタシの料理の味も、どうかな~(笑)。

投稿: ケイトリン(管理人) | 2008年3月14日 (金) 03時14分

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